夕化粧　ユウゲショウ（Oenothera rosea）

「連休中に花盛り①優雅だなぁ」

アカバナ科　マツヨイグサ属

ユウゲショウ　多摩川
撮影日 2011年5月20日
見ごろ 5月上旬
撮影地 東京都世田谷区・二子


土手の分布　日当たりの良い「高水敷」



出会える度数　●●●●○

   良く見る花の高さ　脛下(20～30㎝)





特　　　　長 直径1.5cmほどの淡い紅色の花が、茎の上部で咲く。茎には柔毛があり、葉の付け根から「つぼみ」が出ます。雌しべは先が4つに分かれた十字型で、小さな花の中でよく目立つ。
名前の由来 夕方に開花し艶っぽいことから。実際は、日中から開花する。
生　　　　活 幼苗で越年する多年草。
分　　　　布 関東以西の中部・西日本地方。アメリカ原産の帰化植物。
利　　　　用 なごむ土手菜。種を持ち帰ると、鉢の中でも繁茂する。
環　　　　境 繁殖力が強く、乾燥ややせ地にもよく耐える。
花　 言　 葉 「臆病」



ひと言

　多摩川では四月の下旬頃になると、ツンツンと咲き始めやがて群生します。そもそもは園芸用品種、とても可愛い花をつけます。花は1,5cmほどですが、鮮やかなピンク紫が草間に映えます。
　科名のアカバナは、花の色でなく茎の赤さが由来。秋になって葉が落ちると、ニョキっと赤く伸びる茎がよく目立ちます。月見草の仲間ですが、花は日中に咲いて夜は閉じてしまいます。

　5月の連休中は、春の土手菜も盛期を迎えています。3・4月の食べて美味しい土手菜から、見て楽しい土手菜へと変化の頃。寒くも暑くもない青空の下で、もう少し時間をかて楽しみましょうか？