黒川 P.8「遊歩道」のある谷戸
写真で見ると住宅地のとなりに見えるが、実際は、宅地は丘の上にあり水筋からは見えない。水路は山裾に沿って続いている。 |
鶴川街道を離れ、黒川地区に入った場所。平地は水田、丘には森がある。谷戸の水回りも魚たちは残るだろうか。 |
8-1 進入経路入り口の側溝
○実 施 日 | 7月18日 13時36分〜13時41分 |
○採取時間 | 5分 |
○使用漁具 | 「柄長 タモ網」3o網目30p幅 |
○水 温 | 28.5℃ |
○状 況 | コンクリートのU字溝。水は少ない。脇の配水管から冷排水アリ。生き物ナシ。 |
自然度の高い地域だが、水回りはコンクリートで固められていた。横の配管からは、ポンプで吸い上げた水の余りが排出されている。こちらの水温は21.0℃と低かった。 |
8-2 谷戸 窮角地区の側溝
○実 施 日 | 7月18日 13時48分〜13時55分 |
○採取時間 | 5分 |
○使用漁具 | 「柄長 タモ網」3o網目30p幅 |
○水 温 | 27.0℃ |
○状 況 | 山肌が近づき勾配が強くなる。柵が設けられたコンクリートのU字溝。水少ない。生き物ナシ。 |
柵が設けられた三面コンクリートの側溝型の谷戸川? |
8-3 谷戸田横の側溝 入り口
○実 施 日 | 7月18日 14時00分〜14時15分 |
○採取時間 | 10分 |
○使用漁具 | 「柄長 タモ網」3o網目30p幅 |
○水 温 | 30.0℃ |
○状 況 | 田んぼの用水。辿ってきた筋ではない。辿った水は枯れていた。地下配管は不明。コンクリートのU字溝。砂落しの凹みの水溜りをガサガサ。 |
採取した水生動物 | |||||
魚種(大きさ) | 数 | 魚種(大きさ) | 数 | ||
01 | ホトケドジョウ (2.0〜3.0cm) | 14 | 02 | モノアラガイ (1.0〜3.5cm) | 6 |
計2種 20匹 |
水路の終わり手前の窪地に溜まった水。狭い中に、数十匹のホトケドジョウが取り残されていた。上から流れ落ちて踏み止まっているのだろう |
8-4 谷戸田横の側溝 中程
○実 施 日 | 7月18日 14時21分〜14時48分 |
○採取時間 | 15分 |
○使用漁具 | 「柄長 タモ網」3o網目30p幅 |
○水 温 | 28.0℃ |
○状 況 | P3と同じ水路。引水用の仕切り板で堰き止められていた場所をガサガサ。流れは無いが、水深は40cm程度あった。 |
採取した水生動物 | |||||
魚種(大きさ) | 数 | 魚種(大きさ) | 数 | ||
01 | ホトケドジョウ (3.0〜6.8cm) | 21 | 02 | ガガンボ (3.0cm) | 1 |
計2種 22匹 |
ガガンボの幼虫。 |
仕切り板でせき止められた水。ここにも行き場を失ったホトケドジョウが群れ泳いでいた。 |
8-5 遊歩道の入口
○実 施 日 | 7月18日 14時55分〜15時10分 |
○採取時間 | 15分 |
○使用漁具 | 「柄長 タモ網」3o網目30p幅 |
○水 温 | 26.0℃ |
○状 況 | コンクリのU字溝。砂落しの凹みの水溜り。 |
採取した水生動物 | |||||
魚種(大きさ) | 数 | 魚種(大きさ) | 数 | ||
01 | ホトケドジョウ (3.7〜4.0cm) | 2 | 03 | カワニナ (3.0cm) | 1 |
02 | ニホンアカガエル (3.5cm) | 1 | ― | ―― | ― |
計3種 4匹 |
登ってきた谷戸が上流部で二股に分かれた。左俣の水路は水が無いので右股に入る。遊歩道入口で行き止まりのフェンス。ここから再スタート。 |
谷戸の田んぼは休耕田となり、広い湿地帯を形成。奥の山裾に水路、手前に遊歩道が設けられている。 |
8-6 谷戸の素掘り水路
○実 施 日 | 7月18日 15時25分〜15時30分 |
○採取時間 | 5分 |
○使用漁具 | 「柄長 タモ網」3o網目30p幅 |
○水 温 | 25.5℃ |
○状 況 | 素掘りの水路。水は少ない。僅かな溜まりを見つけてガサガサ。 |
採取した水生動物 | |||||
魚種(大きさ) | 数 | 魚種(大きさ) | 数 | ||
01 | ホトケドジョウ (4.5〜5.0cm) | 3 | 03 | アメリカザリガニ (4.0cm) | 1 |
02 | オニヤンマ ヤゴ (3.5cm) | 1 | ― | ―― | ― |
計3種 5匹 |
水路は素掘り。水は浅いが途切れず流れる。山側の土留め板の下から出てきた。 |
8-7谷戸の素掘り水路
○実 施 日 | 7月18日 15時40分〜15時48分 |
○採取時間 | 8分 |
○使用漁具 | 「柄長 タモ網」3o網目30p幅 |
○水 温 | 25.0℃ |
○状 況 | 素掘りの水路。変わらず水は少ない。 |
採取した水生動物 | |||||
魚種(大きさ) | 数 | 魚種(大きさ) | 数 | ||
01 | ホトケドジョウ (4.5〜5.0cm) | 2 | ― | ―― | ― |
計1種 2匹 |
水路の曲がり角に出来た留まり。隠れる場所が少ない。 |
谷戸の水源探し
水路が終わった先は湿地帯となった。手入れが行き届いているので侵入出来る。踏み込むとズブズブと足が沈んだ。 |
行き止まり。環境を活かした素晴らしい公園。谷戸の基本的な環境が良く残っていた。 |
湿地の奥に在った水溜り。カワニナ以外の生き物は居なかった。水温23.0℃この谷戸で最も低い水温だった。 |
多摩川クラブ