教室に入ると、いきなりの人気者だった。桜のつぼみが膨らみ始めた19日、子供たちから「学校で給食をご馳走したい・・・」との申し出があり、メンバー共々学校へと向かった。教室の中はすでに給食体制が整っており、私たちの到着を今か今かと待っていたようだ。

　迎える子ども達は、自分の班へ座らせようと、私たちの手を奪い合うように引いている。・・・なんとも、思いもよらぬ人気者だった。

　初めての年間学習テーマとして行った「東大島ガタガタ探検隊」。初夏６月から開始した干潟観察会も計8回を数えた。その後、二回に渡る発表会も思わぬ大成功で無事終了している。きっと、子供らの感謝の「お疲れさん会」なのだろう。これほど嬉しいお誘いもめったに無い。

　侃々諤々の給食時間、子供たちのリズムに「置いておきぼり」にされながらも、充分に癒されるひと時となった。

　給食後に「お返し」で、リクエストの「多摩川紙芝居」を一節披露した。友達の学芸会を見るような子供たちの目・・・。一年間の「有意義」をあらためて感じた・・・。

　みんなッ！こちらこそ、アリガトウッ！・・・(賢)