第 194号　多摩川クラブ・トピックス　 2009/06/28 17:10発表

クルリとワルツ、ネジバナの夏

　今にも雨が降り出しそうな18日、梅雨の厚い雲の下で「ネジバナ（捩花）」が咲き始めた。多摩川では、土手やその周辺で時折り見かける梅雨期の代表的な「花土手菜」。

　調布市上河原の土手でも所々に群生していて、可愛らしいピンクの花がアチコチで観察が出来る。雑草として扱われているが、園芸種として販売されている人気者で、その不思議ないでたちと可愛らしさに素通りできなくなる。

　ネジバナはラン科の多年草。20～30㎝ほどに背を伸ばした茎の上で、ピンク色の小花を螺旋（らせん）状に咲かせる。花期は初夏梅雨の頃。不思議と梅雨が明ける頃には同時に消えてしまう。探してもなかなか見つからないが、見付けると得した気分。この梅雨の間に、いつもの散歩コースで探してみてはいかが・・・？

うーん、ワンダフルッ！傘と小さな折り畳み椅子を持って、缶コーヒーで一服・・・いいんだなぁ、コレが・・・。

多摩川野草図鑑　「ネジバナ」

梅雨の「和み」

　手入れの悪い野球グランドなどに「にょきにょき」群生する。そもそも背の低い草原を好むことから、河原や土手でも似た環境で見かけます。ランの仲間のくせに人間臭い場所を好むので、花盛りに刈られてしまうのがちょっとだけ残念。
　鬱陶しい梅雨の時期、淡いピンクの小さな花が「ワルツ」を踊るように空へと伸びています。花言葉は「思慕(しぼ)」。ウンウン、よく見ればそんな感じだなぁ・・・。

　最近、曇りがちな貴方の「気分」。可憐な立ち姿でチョット和ましてみたら・・・如何デスカ？。(賢)

詳細

○	開催日時	2009年6月18日
○	開催場所	調布市「上河原堰」付近

多摩川クラブ

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