218号  多摩川クラブ・トピックス  2009/11/15  23:00発表



いにしえの学び舎で「夢」語る時


 秋晴れの一日となった15日、立川市富士見町にある旧多摩川小学校校舎で、「多摩川未来パーク祭り」が開催された。このイベントは、地域活動を行なう市民グループが廃校跡に集い、それぞれの活動などを紹介する催しで昨年に続く二回目の開催。

 昨年同様に、立川・水辺の楽校も参加しており「多摩川紙芝居ライブ」で応援に駆けつけた。インフルエンザの影響もあり、近隣小学校への告知が出来なかったそうだが、70名を越える参加があり、立川ならではの「和やかライブ」で盛り上がった。

 多摩川沿いの校舎からは、眩しいほどの大きな富士が見えている。「来年は・・・こうしよう」「こんな活動にもチャレンジしてみたい」。各ブースの前では、それぞれの希望を語る声が途切れることなく聞こえる。抜けるような青空の下、富士にも見劣りしない催しだった。



Photo-Hisashi.Takemoto

富士見町の富士山は、流域一かも知れない。運営協議会の皆さんと・・・全員多摩川愛好家だ。







 


「モダン」

 会場となった旧・多摩川小学校は、1978(昭和53)年に人口増加に伴う学校不足を解消するために新設された学校だ。廃校から七年。たった24年しか使われなかった校舎は、地方で見る廃校跡とは違い、現役でも通用しそうなモダンさが色濃く残る。

 多摩川に隣接する富士見町には、多摩川を始めとする自然も多く、地域活動家の「止まり木」としては、これに増す施設はないだろう。

 共同スペースとなった体育館では、入れ替わりでそれぞれの催しが開かれた。トラブルも無く、スムーズな運用が立川らしい。インフルエンザで、子供の参加が昨年ほどてはなかったが、紙芝居ライブもノリノリでやれた。

 見知らぬ同士が、互いの活動を紹介し合っている。訪れた地域の方々は、驚くほど熱心だ。様々な地域活動を見て来たが、この新鮮さは何だろう・・・。

 古くて新しい町「立川」。モダンに見えたのは、そのせいかも知れない。(賢)







詳細
開催日時 2009年11月15日(日曜日) 午前11時00分〜12時まで
開催場所 東京都立川市富士見六町目「たまがわみらいパーク」講堂
開 催 名 「中本賢さんと、遊ぼう・学ぼう」ミニ水族館と紙芝居
主   催 たちかわ水辺の楽校運営協議会
参 加 者 児童24名 父母52名
協   力 多摩川塾
多摩川クラブ







    

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