第 285号　　多摩川クラブ・トピックス　 2011/10/03  27:10発表




実る「秋」

オギの開穂とエノコロガシ



春の鮮やかな色彩とは違い、秋河原は「風情」が楽しめる。いいなぁ・・・年を取るのは素晴らしい。



　多摩川の秋河原が美しさを増している。3日、調布市上河原へ熟れ行く風情を訪ねた。土手を降りた高水敷きに広がる調布市・自然観察公園、サッカーグランドが三面ほど入る広大な広場を、覆うようにしてメヒシバが広がっている。
　所々にツルヨシやチカラシバが割り込み、みごとなバランスを生み出している。群生がすこぶる美しい。

　土手すそのヤブでは、背を伸ばしたオギが開穂し、風に揺れ柔らかい。目ざとい近隣住民は見逃さない。散策する人々は行きかい、バッタ捕りに興じる親子や愛犬との散歩・・・秋の風情に心を和ませていた。

　座り込んで、煙草に火をつける。

　「ふぅー」

　禁煙はやっぱり無理かもしれない。旨い煙の味を知っている。

　忙殺の日々に点在する、一瞬の時間。川は様々な実りを与えてくれる。疲れている「あなた」に、熟れた一瞬をお勧めしたい。(賢)








詳細
○ 散策日時 20011年10月03日(月曜日)　午後15時00分〜17時頃まで
○ 場　　所 調布市「上河原」付近
○ 参　　加 浮かれ者 1名　　探検むわんこ 1号・2号
○ 開 催 名 秋の土手菜観察「イネ科は、い〜ねぇ」Vol.6
○ 協　　力 そっと見守って下さる皆さん、ほか


多摩川クラブ






　 　　

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