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| 長十郎梨の古木の枝を接いだ苗木。白い小さな花が、空を仰ぐように一輪咲いた。 |
第 311号 多摩川クラブ トピックス 2013/04/28 23:30発表
接ぎ木の枝に白い花咲く
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| 長十郎梨の古木の枝を接いだ苗木。白い小さな花が、空を仰ぐように一輪咲いた。 |
| 接ぎ木で繋いだ古木の梢に、白い梨の花が咲いた。若い台木に刺してあるのは樹齢百年を超える、長十郎梨の若枝だ。消え行く川崎原産の梨、長十郎を知ってもらおうと川崎市立東大島小の子供たちと、約一月半前に120本の台木に夢を託し公募した市民に里親に成って頂いていた。 花を開いたのはその鉢のひとつ。次回のために記録を取るために持ち帰ったものだ。しかし、三月を過ぎ四月に入っても接いだ枝に変化が現われない。やきもきしながら見守っていると、中旬頃に枝に残された芽が膨らみ始め、温かな日が続いた27日、突如花が開いた。 花は幾分小さい。畑の長十郎と比べると約20日遅い開花となった。見つめると、長年に渡る様々な想いがよぎる。快く里親を引き受けてくれた市民の皆さん宅でも古木の花は咲いただろう。この花が伝える希望は計り知れなく大きい。 |
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| 花は、通常の半分程度の大きさ。若い台木からも、次々と芽吹く。春は万事に訪れる。 |
多摩川クラブ
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