第 039号 　多摩川クラブ・トピックス　 2006/09/04  24時発表




「ガタガタ探検隊 ＃3」

ただ今、教室にて実験中ッ！


授業は、僕の紙芝居ﾗｲﾌﾞからスタート。後は多摩川クラブの面々が、試行錯誤して作ったｶﾘｭｷｭﾗﾑで進行した。はてさて・・・


　「え、干潟？何それ？」から始まった東大島小学校五年の総合学習。今回、三回目となる授業を行った。青空が広がる中「えぇ〜、今日は干潟行かないのぉ〜」と、不満たらたらの子供たち。愉快で楽しいガタガタ探検隊は、なかなか授業として認めてもらえないようだ。授業は、これまでの干潟探検のおさらい・・・。

○干潟ってどんな場所？
○そもそも、多摩川ってどんな川？
○シジミの底力を実験してみようッ

　体験しただけに、生き物の話になると俄然ノリノリだ。実験を交えながら、久しぶりに伝える楽しさを感じた一日となった。



シジミを使った「浄化実験」。干潟の貝が、海や川をキレイにしている？驚きの声が上がり、メンバーも大喜び？



＃03「東ガタガタ探検隊」　授業スケジュールの詳細

13:30　多目的ホール集合
　
○ 講義と質問
　「どんどん良くなる川・多摩川」
　「東京湾の希少地、殿町干潟」

14:10〜14:20  休憩

 14:20  干潟の生き物
　○カニのオモシロ雑学
　○貝のオモシロ雑学
　○シジミの浄化実験、結果発表ッ

15:00  質問してみようッ
　○今日の「まとめ」



「伝える」こと

　授業は、地元出身者であるクラブ員らにて進められている。地元川崎区で理容店を営む「旦那衆」だ。出身校の先生方に頼まれ恐る恐る引き受けたが、干潟のことなど誰も知らない。

　月曜、理容店休みの日。せっせと干潟へと通い始めた。「どうやったら面白く学べるか」「何をしたら、子供たち喜ぶか」どうやら、それはそれで楽しそうにも見える。先月は、千葉の干潟を見学しに行っていた。本屋を回り、図書館に通い、情報をあさっている。「驚き」「興奮」そして「感動」。何時の間にやら、本人たちが一番ハマッている。

　今日の授業は干潟には、行かずに行った教室での授業。ほとんどメンバーが仕切った授業だったが、硬いフロワーに体育座りの子供たちに「たるみ」も「だらけ」もなく完璧の授業だった。オモシロさは、オモシロがらないと伝わらない。その懸命さに多くを教わる一日だった。(賢)





開催概要 

○授 業 名 第３回「東ガタガタ探検隊」
○主 　 催 川崎市立・東大島小学校
○開 催 日 　０９月０４日　(月曜日)
○開 催 地 校舎内「多目的ホール」
○参加児童 東大島小学校　五年生二クラス　５４名
○協 　 力 川崎区役所・多摩川クラブ

多摩川クラブ