第 266号　　多摩川クラブトピックス　 2011/03/06 25:20発表

「春いずこ」

手持無沙汰にフラフラと・・・んッ？

陽だまりで伸びてみたけど・・・冷たい北風にめげている「ナズナ」。

　春の三寒四温は実に地団太だ。浮かれて踊り出した翌朝に霜が降りたりで、落ち着かない。まったくの春日和となった六日、春霞に消えた丹沢や富士をよそ眼に、浮かれて河原散歩に出かけてみた。

　河原愛好家というのは陽気に敏感だ。土手の上には多くのご近所さんが闊歩している。親子でサイクリング、犬のサンポ、老夫婦が手をつないで中むつまじいのも、この陽気のせいに違いない。

　気温13℃、風微風。往来から少し離れて、浮かれる春を探してみた。



土手の上は、絶え間なく人人人。当てがあるのか無いのか・・・そうとうにノンビリ歩いている。陽気は最高ッ、もちろん地面には可愛い草花・・・いいんだなぁ、コレがぁ～。

「地熱探検隊・春はいずこに？」

　んで、ヒマだったんでぇ・・・一応やって見ました「地熱探検」。だいたいの予想はついていても、一応やってみないと気が済まない。「ふ～ん、成る程ねぇ」みたいな感じでス。

　地面の向きや角度、それに土なのか草なのか・・・イヤハヤ、河原はやっぱり面白い。通りすがりの怪訝な目を、かいかぐり、土手のテッペンから川までの温度を測ってみました。

諸条件
気　温	15℃
風	ほとんど無し
やる気	モリモリ


土手の草原 26.6℃	ｻｲｸﾘﾝｸﾞ道 28.3℃	南向き斜面 25.3℃	斜面土道 26.1℃

斜面石垣・・・？	ワァオ～ッ！　33.0℃ って真夏じゃん！


水温13℃、おお～来てるねぇ・・・そろそろ始まるなぁ。


上河原堰の改修のおかげで、いかにものﾏﾙﾀｳｸﾞｲ好みの瀬が誕生。明日も来てみよ～とッ。・・・あ、仕事だ。

春河原

　年を重ねると、繰り返す同じコトが楽しみになるから不思議だ・・・。土手の石垣にフグリが咲いて、水温が上がり始めれば順番に、魚たちがそれぞれに活気づく。理由を散策するのは、もう飽きたかなぁ。決まった順番を確かめるだけで充分楽しい。

　河原の遊びは公平だ。見よう思えば、誰隔てずありのままを見せてくれる。不景気も世界情勢も関係ない。その日その日の陽気が、その日のソレを決めている。感じることができれば、まんざらでもない遊びなんだけどなぁ・・・・。
　きっと多くの人が気付いているはず、河原がニコニコしている。歩いている顔は、どの顔も穏やか。それが嬉しい。

　春はまんべんなく温もりを生んでくれる。たまには、陽気に誘われてはいかが・・・？(賢)

詳細

○	探検日時	20011年03月06日(日曜日)　午前10時00分～11時頃まで
○	場　　所	調布市「上河原」付近
○	参　　加	人間 1 ／わんこ 2
○	協　　力	やさしく見過ごしてくださった皆さん

多摩川クラブ