第 284号　　多摩川クラブ・トピックス　 2011/09/27  23:00発表




初めての「ふる里」

福井・永平寺川ガサガサ探検隊


永平寺川　ガサガサ
永平寺川は、学校の脇を流れる清流だ。近すぎて遠い「ふる里」の川。新発見が相次いだ。



　27日、福井県九頭竜川の支流「永平寺川」で、子供たちにガサガサ探検を指導した。参加したのは川に沿うようにして建つ福井市立・志比小学校の五年生32名。総合的な学習時間の授業として行われた。
　子供たちにとって最も身近な川、永平寺川。流れる水はすこぶる美しいが、両脇を高いコンクリートで固められ、川に入るのは今回が初めてだ。

「うわぁ、おじさんこの気持ち悪いのなーに？」
「知らないの？トンボのヤゴだよ」

「足が滑って歩けなーいッ」
「今度来る時は、長靴じゃない履物を考えようネ」

　自然豊かな地方の子供たちが、自然体験が多いと思うのは錯覚である。ほとんど無い。福井県では県の条例として、子供だけの川遊びを禁止している。しかし子供は素直、次々網に入る生き物の大盛り上がりだ。あっと言う間の一時間、ふる里の自然で大きな意外を楽しんだ。






秋の色・いろいろ

大きな「サワガニ」を捕まえてニコリ。こんな山郷の永平寺川も、高度成長期には汚れていたそうだ。川遊びに「長靴？」、さすがは雪国、どれも防寒対策済みの立派な長靴だった。



川あそび

　子供たちの反応はいつも意外だ。場所に関わらず結果は同じ、おおいに盛り上がる。川は子供を夢中にさせる魅力を持つ。

　身近な自然が愉快な場所だと気付いてくれれば本望、子供時代の思い出はその後も長く残る。初めて実感した永平寺川の水の冷たさ、澄んだ水の流れ、捕れた魚やカニはどれも美味しく食べることが出来る。

　な？君たちのふる里は最高だろ？(賢)







詳細
○ 散策日時 20011年09月27日(火曜日)　午前10時00分〜12時頃まで
○ 場　　所 福井県吉田郡永平寺町
○ 参　　加 永平寺町立・志比南小学校五年生　32名
○ 協　　力 ＃01「永平寺ガサガサ探検隊」秋の陣


多摩川クラブ