第 296　多摩川クラブ トピックス　　2012/07024　29:40発表




オヤジたちの夏休み


落し物探しをしているのではない。川底を泳ぐ小魚を夢中になって覘いているのだ。ワーワーと、何かを叫んでいるらしいが、シュノーケルをくわえているので、何を言っているのか・・・分からない。



　夏らしい空が現れた24日、普段子供たちの指導に奔走するメンバーが集まった。かねてより、「子供たちとじゃなくて、自分たちも遊びたい」と主張止まないおじさん達、ならば思いっきりガキっぽく、多摩川を泳いで潜ってみようと言うことで上河原の中洲に集っている。全員、孫が居ても可笑しくない50歳過ぎだが、好奇心は小学生なみ泳ぎ出したら止らない。

　「おぉ～ッ、ナマズが走ったぞッ！」全員でナマズ探しが始まる。「アユが川底で群れてるッ！」沈めないライフジャケットを着けて、止めればいいのに潜ろうとバタバタしている。

　それもその筈、水の中が恐ろしくよく見える。垂直方向なら、ゆうに200㎝に届く川底まで見渡せる。石は綺麗で歩き回っても濁らない。

　他に誰も泳いでいないのが勿体ないくらいだ。休みのほとんどを子供たちの学習に費やすオヤジ達。久しぶりに子供ら抜きでの夏休みを楽しんだ。







この透明度・・・本当に、東京都下水道局は頑張った。川の中には奇跡のような景色が広がっている。鯉を見つけて報告する「稲生」さん。



オヤジの夏休み

　川崎区のメンバーは、全員「床屋」さんだ。僕との付き合いは、2003年(H15)に開始した、床屋さん紙芝居「チョキチョキLive」で店を借りた頃からで、以降「長十郎の里帰り」「河口干潟ｶﾞﾀｶﾞﾀ探検隊」などの町興しイベントを一緒に手がけ、現在は地元母校の小学校で、それぞれの総合学習を手がける。

　全員床屋だけに活動日が月曜日に限定されるが、日々の活動のおかげで店は子供たちの溜まり場と化して毎日が賑やかなそうだ。

　子供たちに感化されるのか、おかげで感受性は極めて敏感。多摩川でこれだけ楽しめる50代もそうは居ないだろう。子供抜きの川遊び、やっぱり自分が子供に帰るのが一番オモシロイ。(賢)



楽しかった、面白かった・・・感想に年成りの深みがない。まるで、小学校四年生程度の内容だ。「人のためじゃない、自分のためにやっているんだ」創立当時の合言葉は、今でもそのまま残っている。







詳細

○観 察 日 2012年7月24日　午後 13時30分～16時00分まで
○観察場所 上河原堰下・中州回り
○参　　加 アンポンタンなオヤジとその仲間8名
○協　　力 優しく見過ごしてくださった皆さん


多摩川クラブ