第 318号　　多摩川クラブ トピックス　2013/08/26  28:50発表




多摩川クラブの

チョチィ〜恥ずかしい夏休み


白髪まじりの薄い短髪が浮いている。足元を通る魚・魚・魚。何かを叫んでいるのだが・・・聞き取れない。



　猛暑の続く夏休み終盤、多摩川クラブメンバーが揃い、久しぶりに子供抜きで川遊びを満喫した。集結したのは川崎市多摩区に掛かる二ヶ領・上河原堰下に続く中州の中。遠く土手からは離れる川の中で、人目を気にせず楽しむことが出来る場所だ。

　集まったのは7名。多くが地元出身小学校で、多摩川や長十郎梨の学習を指導する活動に奔走している仲間だ。普段は子供たちを引率する立場で、我慢を重ねているが、そもそもが「遊びたい盛り」の中高年集団、解放された気分で愛する多摩川を、心の底から楽しんだ。






川泳ぎジャンボッ！

何も見えなくても、ひとまず潜ってみる・・・川遊びの心得、取りあえず「やってみる」。土手を移動するメンバー。通りすがりの方々が避けて通る・・・無理もない。興奮する「さんちゃん」、これでも、メンバー最年少です。



手づかみジャンボッ！

水路に入って、コイの手づかみにむ挑戦ッ。やっぱりイチコロ・・・また、遊ぼうね。バイバイ。



コイ釣りジャンボッ！

面白いことは、なんでもやる。釣れたのは、なんと「ﾏﾙﾀウグイ」。他にコイ２匹。あっと言う間だった。



食材捕りジャンボッ！

毎年行うアユの試食。一人一匹、７匹捕まえた。多摩川のアユは、とても綺麗だ。






試食 「多摩川の味」



さて試食・・・もちろん最高のスチエーションで調理しました。



その評価・・・

たっちゃん ムラさん さんちゃん
？
カタヤマン ブライアン 最高評価は・・・



多摩川大好きだぁ　ワンッ！

ご褒美に一匹。嬉しいなぁ、この顔。　探検ワンコ2号　「カブ」






伝えられるコト

　早いものだ。多摩川クラブとして、このメンバーで活動を開始してから、かれこれ10年が過ぎた。気が付けば平均年齢も、50代半ばになっている。ちなみにサザエさん家族で言えば、54歳設定の「磯野波平」さんに等しい。だとすると、あの波平さんは多摩川で泳がない。

　　さしずめ、いい大人が無邪気に川で遊ぶのは結構勇気がいるものだ。日頃から、「大人気ない」「年を考えろ」などと、よそ様からはよく良く言われている。普通の社会生活を送る一般人(？)なら、それは恥ずかしくて抵抗を感じるのかも知れない。
　しかし、それは間違いだ。川遊びは幾つになっても楽しい。冷めた目線を送る人でも、「本当は、僕も一緒にやりたい」と感じている事を知っている。多くの「立派な社会人」と出会って行く内に、僕はなんとなくそれが分かった。

　大人になってからの川に出る理由が、社会活動や環境保全運動に集約されているのが悲しい。愛する場所が活動場所になっている。願わくば、等しく遊ぶ場所で在って欲しい。・・・正義は意外とモロくて頼りない。

　まったくもって楽しい一日だった。そして、新学期を迎えた子供たちとの学習が開始する。夏休みを経た子供たちの変化が楽しい。遊びが子供たちに多くを伝えていることを実感する。ことさら言うまでもないが・・・人のためにやっているのではない。僕らは自分が楽しいからやっている。止むことなく続く理由がソコに在るのかも知れない。(賢)







 詳細

○日　時 8月26日　13時00分〜17時00分
○場　所 川崎市多摩区・上河原堰下流中州
○よび掛け 多摩川クラブ
○参加者 メンバー　7名／多摩川塾スタッフ 1名
○協　　力 優しく見守って下さった皆さん


多摩川クラブ