雀野帷子　スズメノカタビラ（Poa annua）

「鳥合の春草が生む、天国ピクニック」

イネ科　イチゴツナギ属


撮影日		2012年05月03日
見ごろ		4月下潤
撮影地		調布市・上河原

分布の中心　日当たりの良い「高水敷き～土手」

出会える度数　●●●●●

　　　良く見る花の高さ　足首(10～15㎝)

特　　　　長	全体に小型。ごわごわせず柔らかい。茎は直立又は斜上する。

名前の由来	小さい穂を雀に着せた帷子（単衣の着物）に見立て。

生　　　　活	初夏に落下した種子が秋に発芽。幼苗で冬を越す一年草。

分　　　　布	日本全土。

利　　　　用	群生地を見つけ出し、ピクニックに出かける。

環　　　　境	砂地や砂利原では少ないが、よく刈り込まれる湿った場所だと大群落を作る。

花　言　葉	「わたしを踏まないで」

調布市のグランド。いい感じでスズメノカタビラがグランドカバー状態になっている。ふわふわのカーペットみたいで気持ちいい。

ひと言

　代表的なイネ科の一年生雑草で、ほぼどんな場所でも出会えます。特に芝生などの良く刈り込まれた草原に侵入すると、数年後にはスズメノカタビラ一色・・・てなことも多々あるそうです。ゴルフ場では、発生すると真っ先に駆除される「雑草」です。

　近くの河川敷に、管理の緩いグランドあります？あったら、ぜひ五月の連休の頃出かけて見て下さい。ピクニックバスケットに、グランドシートとサンドイッチ、それに少し甘めのカフェオーレなんか加えてみたらいかがでしょう？

　スズメノカタビラが生み出す柔らかな草原・・・もちろん一人占めできます。もし見つけたら、内緒にしておきましょうネ・・・てへへ、それくらい気持ちいい場所ですヨ。