立犬の陰嚢　タチイヌノフグリ（Veronica arvensis）

「この実、子犬サイズ？」

ゴマノハグサ科　クワガタソウ属

草丈8㎝のタチイヌフグリ。やっと開いた花を見れた。寝っ転がって見ると・・・人間は巨大。可愛い、そして困った。草道を歩けなくなりそうだ。
撮影日 2013年04月20日
見ごろ 4月中旬
撮影地 調布市・染地



キャンタマ型は同じ。実の大きさも、ほぼ一緒。花の形はバライティーに飛んでいるが、基本はオオイヌフグリと一緒だった。決定的に違うのは、花の大きさ。



分布の中心　日当たりの良い「高水敷き～土手」


出会える度数　●●●●●

良く見る花の高さ　足首(10～20㎝)






特　　　　長 花の大きさは約3㎜。小さい上に、花は晴天時の昼間数時間しか開かない。実も花もオオイヌノフグリによく似るが、茎が地を這わずに立ちあがる特徴がある。
名前の由来 茎が立ち上がるため。
生　　　　活 秋に発芽、幼苗で冬を越す一年草。
分　　　　布 日本全国。ヨーロッパ原産。
利　　　　用 観賞する土手菜。
環　　　　境 河川敷環境に適応するが、梅雨前にヤブ化する場所や強乾燥の砂地や砂利原には生えない。
花　 言　 葉 「信頼」




イヌフグリ・花の大きさ対決

拡大した3㎜。とても可愛い。
左、オオイヌノフグリ。右、タチイヌノフグリ。やっぱり随分違う。見間違える前に、タチイヌノフグリは咲いているのに気が付かないのが普通。





ひと言

　河川敷を賑わしたオオイヌノフグリの花が終盤を迎える4月の中頃から、すくすくと花茎を伸ばし花を付け始めます。花はさらに小さく、全開で咲くのは晴れた日の強い日差しが当たる昼頃の数時間だけ。そこいらじゅうに立っているけど、なかなか花には出会えません。

　コツは、雨や曇り続きの後なら、満開のタチイヌノフグリ畑に寝転がれる。救急車呼ばれないように、とても幸せそうに「倒れて」いてください・・・あしからず。




タチイヌフグリ見るのは・・・やっぱココが一番。