第 258号　　多摩川クラブトピックス　 2010/11/12 18:45発表

アンポンタンの秘密兵器作りその①

水に浮く「水温計」で、ひと安心？

出来上がりッ！「ふざけないッ！」カメラを構えた奥様にバカにされた・・。

　別にヒマなわけではないが、作り物をした。水に浮く「水温計」。これは川好きアンポンには欠かせない必需品。しかもあまりの需要の少なさに、どこにも売ってないので作るしかない。

　そもそも、なぜ浮く必要があるのか・・・一般の方には解り辛いかも知れないが、つまり川に落としても、失くさないよう浮かしたいのだ。「なぁ～んだ」などと馬鹿にしてはいけない。私の場合、かなりの数を毎年失くしている。年に4～5本？くらいは必ず失くす。
　しかも、お気に入りの水温計は結構いい値がするので、買い足しをするたびに奥方サマとの折衝に手こずるのでややこしい・・・。

　失くすパターンは、だいたい決まっている。最近多いのが水温を計ってる最中、かがんで持っているのが面倒になり、川底に置いて忘れるパターン。水に入れて計測中の約1分、「あ～、雲がきれいだなぁ・・・」とか、「そうだ明日は花の写真を撮ろう・・・」とか考えている内に、何のためにソコに居るのかを忘れて置き去りにするパターン。

　「それじゃ、浮いても浮かなくても意味ねぇーじゃん」う～ん、それは痛いところだ。しかし浮いていれば忘れにくいだろうし、ほら、万が一手の届かない深場で落としても回収できるし・・・まぁーいい、作りたいから作るのでアリマス。

　では、ヨソ様の関心無関心も気にせず、さっそく秘伝「水に浮く水温計」の作り方をご伝授しよう。

使用部品リスト
水温計	Pas-desing「アルマイト水温計」	1680円
アメカン　200cm	(10cm×30円)	600円
スペイサー	4個入り　210円	210円
小型ナスカン	お好きなタイプを	185円


ｺﾞﾑのｱﾒｶﾝをｽﾍﾟｲｻｰに通し、ｻﾙｶﾝを付けて元に戻す。

ｱﾒｶﾝ同士をくっ付ける。

こんな風に重ねてペチッと付ける。

よもやの重大ﾊﾌﾟﾆﾝｸﾞ勃発ッ！

完成直前の「水に浮く水温計」が、手元をスルリと抜け落ち、なんとデッキの隙間にコロリ・・・。かなりまずい、手が届かない場所なのだ。

あの手この手で引きずりだそうとしたが・・・手ごわい。探検ワンコも手が出ない？
奮闘すること小1時間・・・エヘヘ

出来上がりッ！

・・・・。

アンポングッズ

　そもそも、水温計はアンポンタンには必需品である。魚のライフスタイルは、そのほとんどが水温に支配されている。
　たとえば、アユにとっての水温16℃、コイ科の魚たちにとっての水温20℃・・・などなど、遡上や産卵のキッカケに成る。

　川まみれの生活を続けると、中にはいらなくても、おおよそ水温だけで魚たちの動向が伺えたりするから止められない。解ったからって、どぉってこともないが、必需品なのである。

　魚は面白い。裏切らない。かならず決まったことを毎年繰り返す。「去年見たから今年はいいだろぉ～」てなことにも絶対ならない。重ねれば重なるほど解らなくなり、通えば通うほど頻度が上がる。・・・夢中は楽しい。

　夢中を彩る「アンポングッズ」。ちょっと自慢の水温計が出来きたかなぁ・・・？
　

詳細

○	制作日時	20010年11月11日(木曜日)　午後 14時00分～15時まで
○	参加者	人間　1名　犬　2匹
○	製作者	なかポン
○	事業名	秘密兵器作りその①　水に浮く「水温計」で、ひと安心？


		多摩川クラブ