中原区にある川崎市立・上丸子小学校四年の総合学習「上丸子ガサガサ探検隊」スタートした。川崎市では、総合として多摩川学習を取り入れた最初の小学校であり、今年で七年目を迎える。

　第１回目の授業では、例年通り学校区内にある多摩川「調布堰」下で延滞する遡上アユの観察と、紙芝居ライブによる学習の動機作りが予定されていたが、雨により観察は中止、紙芝居ライブだけとなってしまった。
　しかし、すでに以前から四年の多摩川学習を楽しみにしていた子供たち、室内の授業だけでも鼻息はすこぶる荒い。なるほど、積み重ねられた学習の強さを感じる反応だった。

　次回の学習では、川に入ってのガサガサ探検。運動会を挟んだ五月下旬に開催する。その後は、夏から始まる飼育を通じてアユの一生を学び、最後には受精卵から仔魚を孵化させ放流を行う。

　また、上丸子の新しい一年が始まる。毎年繰り返す同じ学習でも、子供たちの新鮮な反応がマンネリ気分を生ませない。同じ場所で笑って、同じトコロから無中になって・・・鮮度変らぬその純真さ。教わっているのは、こっちの方かも知れない。

・・・エッヘン、今年もヨロシクなッ！。(賢)